<< 一覧に戻る

第57回エピジェネティクス異常分析法 Laser Scanning Cytometry(LSC)

Surgery Frontier Vol.15 No.2, 64-67, 2008

「はじめに」これまで核DNA量の測定にはフローサイトメトリーを用いた方法が行われてきた1). この方法は対象サンプル以外にコントロールとしてリンパ球の測定も行わなければならないという手間と時間がかかっていた. 1991年にKamentsky2)らがフローサイトメトリーとイメージサイトメトリーを同時に兼ね備える機器としてレーザースキャニングサイトメトリー(Laser Scanning Cytometry:LSC)(図1)を開発した. この機器はレーザー光で直接スライドガラス上の細胞をスキャニングする方法で, 比較的簡便に核DNA量の測定が可能であり, 同時にそれぞれの細胞形態を顕微鏡上で観察できるという利点がある. LSCの原理 LSCは共焦点レーザー走査型顕微鏡に蛍光を定量する光電検出器(フォトマルチプライヤー)を搭載したサイトメーターである3). 蛍光染色された標本から発せられる蛍光を定量することで, 細胞内の核DNA量などを測定できる. また, 蛍光量を測定すると同時に個々の細胞の座標位置を記憶しており, 実際の細胞の形態観察を行うことも可能である.

記事全文を読む »

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

連載