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What's New in protease inhibitor

セリンプロテアーゼ阻害剤と血小板

程原佳子

Surgery Frontier Vol.14 No.3, 104-109, 2007

セリンプロテアーゼ阻害剤の血小板凝集抑制作用は, 従来, アラキドン酸代謝を介すると解釈されてきた. 実際, 今までの阻害剤は凝集抑制作用も弱く, 放出反応を完全に阻害するものではなかったが, 近年, 膵炎のみならず体外循環にも広く使用されているメシル酸ナファモスタット(フサン(R))は, 非常にユニークな血小板阻害作用を有しており, この作用の新しい臨床応用研究が期待される. はじめに 急性膵炎治療薬として開発された合成セリンプロテアーゼ阻害剤が, その凝固線溶系酵素への幅広い阻害作用から播種性血管内凝固症候群(disseminated intravascular coagulation:DIC)や体外循環路の抗凝固剤として用いられている. セリンプロテアーゼ阻害剤であるメシル酸ナファモスタットには血小板凝集抑制作用があることが, 1960年代より報告されてきたが1), 抗血小板薬として実際に臨床応用されているわけではない.

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