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What's New in SURGERY FRONTIER

第53回肝障害と肝再生―最近の進歩 肝障害・再生におけるSTAT3の新たな機能とその役割

―分子標的治療への応用とその可能性について―

尾崎倫孝芳賀早苗藤堂省

Surgery Frontier Vol.14 No.2, 75-78, 2007

「はじめに」STATs(Signal Transducers and Activators of Transcription)は, 転写因子として, 遺伝子の転写を調節することにより, 細胞機能を調節している1). 不活性型として潜在的に細胞質内に存在するSTATsは, サイトカインなどの刺激に引き続いて, レセプターに会合したJAKを介してチロシン部位のリン酸化を受ける. リン酸化を受けたSTATsは二量体化した後, 活性化し, 核内に移行してターゲット遺伝子のプロモーター部位に結合する. その後, 目的蛋白の転写・翻訳・合成により, 種々の生理的作用を示すものと考えられている2)-5)(図1). 現在までにSTATファミリーに属するものとして7種類のサブファミリー(STAT1, STAT2, STAT3, STAT4, STAT5A, STAT5B, STAT6)が同定されている(表1)3). 本稿では, STATsの中でも特にSTAT3の肝における作用を最近の知見を交えて述べる.

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