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免疫臓器としての肝臓

肝のKupffer細胞の特徴と役割

大段秀樹浅原利正

Surgery Frontier Vol.13 No.2, 9-17, 2006

Kupffer細胞は, 肝虚血再灌流や侵襲後肝再生における生体反応を制御するサイトカインネットワークの中心的な役割を果たす. メディエーターの産生のみならず, Kupffer細胞は貪食能と抗原提示能をもち自然免疫と獲得免疫応答の仲介的役割を果たす肝構築細胞である. 貪食による異物除去を果たした後は(自然免疫応答), 異物由来の抗原を未感作T細胞に提示する(獲得免疫応答). この機構は, 末梢性免疫寛容の維持に深く関連している. また, 同種異系肝移植における複雑な免疫応答にも重要な役割を担う. 本稿では, 有事におけるKupffer細胞を中心とした細胞間コミュニケーションやサイトカインネットワークについて最新の文献を紹介しつつ解説した.

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