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尿路・腎疾患における超音波診断2

超音波ドプラ法による腎内血流動態の評価

横山裕宮嶋哲匡平浩志辻祐治

排尿障害プラクティス Vol.16 No.2, 44-51, 2008

「はじめに」超音波断層法には, 非侵襲的で, 簡便に施行でき, リアルタイムに観察可能という利点があり, 泌尿器科領域においても腎や膀胱, 前立腺, 陰嚢などさまざまな疾患の診断に応用されており, 日常診療において必要不可欠の画像診断法となっている. また, 最近の超音波診断装置の改良により, 超音波ドプラ法による末梢血管の描出や血流速度の測定が可能となり, 腎癌, 移植腎の急性拒絶反応, 腎血管性高血圧, 水腎症などの腎疾患のみならず, 前立腺癌や精索静脈瘤, 急性陰嚢症などの鑑別診断において有用な情報を得ることができるようになってきた. しかしながら, 超音波ドプラ法, 特に血流速度波形の解析は, その手技が煩雑で, 検査精度が検者の経験や技術に依存することから, 幅広く普及していないのが現状であろう. また, 腎内血流動態に影響を及ぼす因子は多種多様なため, その影響を考慮した解釈は難しく, その有用性については一定の評価が得られていない.

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