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排尿に関する新規治療薬1―可能性のある薬剤も含めて―排尿障害/前立腺肥大症治療薬

排尿障害(1)尿道抵抗低下作用:交感神経系α₁受容体遮断薬,PDE5阻害薬,ROCK阻害薬

増田典之

排尿障害プラクティス Vol.16 No.2, 7-17, 2008

現在までに, 排尿障害治療薬として尿道抵抗の低下を目指したα1受容体遮断薬が上市されてきた. 近年では, α1受容体以外の機序としてホスホジエステラーゼ5(PDE5)阻害薬の可能性が模索されている. さらに, 前立腺あるいは尿道平滑筋におけるRho-kinase(ROCK)の生理機能の解明やROCK阻害薬の作用についても検討が進められている. 尿道抵抗低下の規定因子には尿道平滑筋の緊張, 外尿道括約筋の収縮, また, 男性では前立腺の形態および収縮が挙げられる. 本稿では, 蓄尿および排尿において重要な役割を果たしている尿道抵抗の調節に関与している規定因子のなかで特に平滑筋成分に注目し, その収縮および弛緩に関与する分子種(α1受容体, PDE5およびROCK)を取り上げ, これら分子種に作用する薬剤の尿道抵抗低下作用に関する知見について, 最近の研究成果を交えて紹介したい. 「はじめに」下部尿路系の重要な機能である蓄尿と排尿は, 尿道と膀胱の相互作用によって調節されている.

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