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薬剤による排尿障害―各診療科からみる―

神経内科・精神科・脳外科からみる薬剤による排尿障害

榊原隆次

排尿障害プラクティス Vol.16 No.1, 9-15, 2008

神経領域(神経内科・精神科・脳外科)で使われる中枢・末梢神経系作用薬は, ときに排尿障害(排尿困難, 尿意切迫・尿失禁)を来すことがある. その内容は, コリン系, ノルアドレナリン系, ドパミン系, GABA系, セロトニン系, オピオイド系, ヒスタミン系, ナトリウムチャネル系薬物と多岐にわたる. このように, さまざまな薬物が排尿障害を来しうることは, 排尿の神経支配にさまざまな物質が関与していることの反映と思われる. 排尿機能は蓄尿と排出のバランスともいえるので, 排出障害の副作用は, 蓄尿障害の治療薬となる可能性がある. さまざまな薬物が排尿障害を来しうることから, 排尿障害診療のベッドサイドでは, 一度は薬剤性を疑ってみる必要がある. はじめに 抗パーキンソン病薬やその他の神経系作用薬は, 広く一般外来診療に用いられている. これらの薬物を使用中, まれに排尿困難・尿閉や, 頻尿・尿失禁を来す場合がある1,2). その排尿障害のメカニズムは, 脳・脊髄(中枢性作用), 膀胱・尿道(末梢性作用)の場合がありうる.

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