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小児排尿障害up date

小児排尿障害に対する取り組み―小児病院での診療最前線

浅沼宏佐藤裕之實重学宍戸清一郎

排尿障害プラクティス Vol.15 No.1, 14-22, 2007

小児の排尿障害を来す疾患は特発性排尿筋過活動や二分脊椎症などによる神経因性膀胱をはじめ多岐にわたり, その診断・治療には詳細な病歴聴取, 身体所見や排尿時膀胱尿道造影検査などの画像検査が必要不可欠で, 症例によってはさらにウロダイナミクス検査や膀胱尿道鏡検査を要することがある. このような小児症例における排尿障害の評価を正確かつ円滑に行うには小児の特性に応じた対処や工夫が必要であり, また, その治療方法の選択においては長期的な観点に立った組織回復力や患児の成長発達が考慮されるべきである. 「はじめに」 小児の排尿障害を来す疾患は二分脊椎症などによる神経因性膀胱をはじめ多岐にわたり(表1), その診断・治療には各症例の詳細な病歴聴取, 身体所見, 画像検査, ウロダイナミクス検査(urodynamic study;UDS)などの情報が必要不可欠である. このような排尿障害を呈する小児症例の診療において, 特に乳幼児など排尿習慣の自立していない患児では, 養育者からの情報のみではその病態を正確に把握することが困難なため, 客観的評価方法として画像検査などに頼らなくてはならないことが多い. しかしながらその反面, 患児自身に検査の協力を求めることは難しく, また, その施行も煩雑であるため小児の特性に応じた対処や工夫が必要である. 本稿では, 排尿障害を伴う患児を診療する機会の多い小児専門病院におけるその工夫や取り組みについて, 都立清瀬小児病院での実際の日常診療もとに述べたい.

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