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エネルギー代謝の解析と管理

ICU管理におけるエネルギー代謝の解析とその管理

志賀英敏

栄養-評価と治療 Vol.24 No.4, 59-61, 2007

[SUMMARY] ICUにおける栄養管理で最も困難を極める,肝不全・腎不全同時発症多臓器不全症例のエネルギー代謝の解析とその管理について検討した.肝不全に関しては複雑なエネルギー代謝動態を代謝モニター,AKBR,ケトン体量,UN,アンモニアなどを用いて把握し,それらに立脚した栄養管理を施行し,腎不全に対してはCHDFの施行により投与水分量の問題,代謝産物の貯留の問題を解決した.[はじめに] ICUの入室基準は施設ごとに異なり,ICU患者の重症度には開きがある.また,疾患も多種多様である.こうしたICU患者をひとまとめにして栄養管理を議論するのは困難である1).一方,ICU管理における栄養管理で問題となる重症患者は,臓器不全患者である.腎不全では投与水分量の制限,代謝産物の貯留,特殊な代謝動態などが問題となる.また,肝臓は生体の代謝の中枢であり,肝不全の栄養障害の病態生理は複雑で症例ごとに多種多様であるため,その栄養管理は困難である.さらに,肝不全・腎不全同時発症多臓器不全(multiple organ failure;MOF)(以下,肝腎不全同時発症MOF)の場合は一層困難を極める2).

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