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再びコレステロールを考える

日本におけるLDLコレステロール低下の大規模臨床試験結果

佐々木淳

The Lipid Vol.18 No.3, 33-38, 2007

欧米に比べ冠動脈イベント発症率が低いわが国の中高齢者において, プラバスタチンによるLDLコレステロール低下大規模臨床試験により心血管イベントの一次予防効果が明らかになった. わが国で実施された大規模臨床試験は欧米の試験と比べ対象に女性が多いこと, 冠動脈イベント発症率が低いために, 一次評価項目はソフトになっていることも考慮する必要がある. 日本人において実際にイベントが回避できた数, つまり絶対リスクの低下は低く, 効果と安全性と経済性を考慮した治療薬の選択が必要である. これらのエビデンスより, 一次予防には低用量のスタチンで十分な効果が得られることが考えられる. 二次予防効果に関しては, わが国において大規模臨床試験がなされておらず今後の課題と考えられるが, 一次予防より厳格にLDLコレステロールを管理する必要がある.

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