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基礎講座 サイトカイン・ケモカインとその受容体

Overview 免疫シグナルとその受容体―サイトカイン・ケモカイン受容体とTLRによる免疫制御

遠田悦子寺島裕也松島綱治

Diabetes Frontier Vol.19 No.1, 101-107, 2008

「はじめに」サイトカインは免疫担当細胞をはじめとする種々の細胞から分泌される生理活性ポリペプチドで, 炎症・免疫反応, 造血, 宿主防御反応において多様な役割を果たす. 定常時と炎症時では働くサイトカインのセットが異なり, サイトカイン産生および受容体の発現が時空間的に厳密にコントロールされている. 炎症時, つまり緊急事態としての免疫システムのスイッチとなるのがリポ多糖体(LPS)などの細菌由来成分や二本鎖RNAなどのウイルス由来成分をはじめとする自然免疫のメディエーターである. これらはToll様受容体(TLR)を介してマクロファージ, 樹状細胞などの免疫細胞を活性化し, 炎症時のサイトカインの産生を促し, 炎症・免疫反応を惹起する. サイトカインのなかでもケモカインは主に細胞遊走を媒介するポリペプチドで, 免疫細胞の生体内配置, 免疫組織の構築を担い免疫システムの場を制御する. 炎症・免疫反応に関与するサイトカイン・ケモカイン・TLRの糖尿病への関与についての紹介に先立ち, 本稿ではサイトカイン・ケモカイン・TLRの免疫システムにおける役割について概説する.

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