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インクレチン―その新しい展開と臨床応用

再生医療におけるGLP-1の位置づけ

浜本芳之稲垣暢也

Diabetes Frontier Vol.18 No.6, 670-675, 2007

「はじめに」 インクレチンシステムを利用した治療薬が2型糖尿病の新しい治療薬として脚光を浴びている. 現在, GLP-1(glucagon-like peptide 1)アナログ*と, インクレチンを不活化する酵素DPPIVの阻害薬が欧米ですでに発売されており, わが国でも臨床治験中である. DPPIV阻害薬は内服薬であり, いずれはこれまで最も頻用されてきたスルホニル尿素薬に取って代わる可能性すらある. 注目されている最大の理由は, これらの薬剤がβ細胞からのインスリン分泌を促進するだけでなく, グルカゴン分泌を抑制したり, 中枢神経作用や消化管運動抑制作用などさまざまな膵外作用を有し, 従来の治療法で問題であった体重増加をきたしにくいことや, 低血糖を起こしにくいことにある. さらにGLP-1は, β細胞の増殖促進, 分化誘導作用や, アポトーシス抑制作用など, β細胞量に対する作用まで期待されている.

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