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インクレチン―その新しい展開と臨床応用

インクレチンの臨床応用への期待

岩本安彦

Diabetes Frontier Vol.18 No.6, 664-669, 2007

「はじめに」 糖尿病, 特に大多数を占める2型糖尿病の治療の基本は食事療法と運動療法であり, インスリン非依存状態の患者に対しては, 生活習慣の改善に向けた患者教育が重要であることはいうまでもない. それらの治療によっても血糖コントロールが目標とするレベルに達しなければ薬物療法を開始することになる. 今のところ, わが国の糖尿病の薬物療法では経口血糖降下薬とインスリン製剤が用いられている. 近年, それらの種類が増え, 患者の病態に応じたさまざまな処方が可能になってきているが, 実際には現行の薬物療法によっても良好なコントロールを達成しうる患者の比率は高くない. 本稿では, はじめに現行の糖尿病治療薬と問題点について述べ, 次にインクレチンに関連した糖尿病治療薬, すなわちGLP-1(glucagon-like peptide-1)製剤とDPPIV(dipeptidyl peptidase IV)阻害薬について臨床試験成績の一部を紹介するとともに, インクレチン製剤の臨床応用への期待について述べることにする.

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