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糖尿病管理におけるコメディカルの役割

糖尿病救急症におけるコメディカルの役割

横山宏樹

Diabetes Frontier Vol.18 No.2, 149-152, 2007

「はじめに」糖尿病をもつ患者にとって, シックデイ対策はきわめて重要である. したがって, 患者教育の中で, 主治医やコメディカルは, 患者の立場に立ち, シックデイ対策をあらかじめ説明しておかねばならない. 「シックデイとは?」普段は血糖が安定している糖尿病患者であっても, 急性感染症で発熱したときや, 下痢や嘔吐が続く場合, 血糖コントロールが著しく困難な状態に陥ることがある. このような状態をシックデイという. 「その病態は?(図1)」発熱や下痢や嘔吐は, 容易に脱水症を引き起こす. 血糖値とは, 血液という液体に溶けている糖の濃度であり, すなわち, 水分が少なくなる=脱水症を引き起こす, と血糖値は上がる. “食べなくても, 食べられなくても, 血糖値は上がることがある”が, 患者へのキーワードである. ほとんどの患者は, 食べないから血糖値は上がるはずはない, と誤解していることを認識しておくべきである. 実際には, 炎症に伴うストレスからカテコラミンや種々のサイトカインが刺激され, インスリン拮抗作用をもたらし, 複雑に血糖値へ影響している. この病態は, インスリン注射や経口血糖降下薬を内服している患者に限らず, 普段は食事療法のみで血糖コントロールが良い患者にも起きうる. また基本的に, その状況や重症度はさまざまである.

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