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慢性咳嗽再考

咳喘息とアトピー咳嗽の病態と問題点

小川晴彦

喘息 Vol.20 No.2, 21-24, 2007

(1)咳喘息(cough variant asthma;CVA)とアトピー咳嗽(atopic cough;AC)は, 同じ好酸球性気管支炎でありながら, 炎症の主座が異なるために治療法も予後も異なる. (2)好酸球性気管支炎(EB)としてステロイド薬治療からスタートすると, 喘息の素因(asthmatic component)を見落とす危険性を生じ, また, 難治性咳嗽に対応できなくなる. (3)慢性咳嗽の診断と治療において, まず気管支拡張薬からスタートし, 早い時期にCVAの素因(CVA component)が隠れていないかを調べ, 次にヒスタミンH1拮抗薬の有効性をもとに, ACを診断していく. (4)CVAでもACでも, 治療困難例は診断不能症例として環境真菌も念頭に置いて原因検索を行う.

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