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脂質メディエーター再考

気管支喘息におけるリポキシンの役割

奈邉健河野茂勝

喘息 Vol.19 No.3, 63-71, 2006

Lipoxins(LXA4, LXB4, 15-epi-LXA4および15-epi-LXB4;LXs)は気道上皮細胞, 白血球, 血小板などの細胞間のinteraction, すなわちこれらの細胞に発現する5-lipoxygenase(LO), 12-LO, 15-LOなどの酵素のinteractionによってアラキドン酸から生成される物質である. これらのLXsは好中球などの炎症関連細胞の活性化を抑制することから, 内因性抗炎症物質として注目されつつある. また, マウスの気管支喘息モデルにおいて, LXA4の安定化合物は抗喘息作用を示す. さらに, 重症気管支喘息患者においては中等症例に比して, LXsの産生量が顕著に低下している. これらの知見より, LXsが内因性に気管支喘息の悪化を抑制する物質として機能している可能性が示唆されてきた.

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