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喘息の病態評価の進歩を管理の向上へ

気管支喘息の病態把握における高感度CRPの意義と限界

笠山宗正古賀正史藤田麻里藤田きみゑ宮武明彦

喘息 Vol.19 No.1, 53-56, 2006

高感度法で測定したCRP(hs-CRP)は動脈硬化症を反映し, 冠動脈疾患の予知因子となることが明らかにされている. 血清hs-CRPは, 動脈硬化症のリスクである高血圧, 糖尿病, 高脂血症患者で高値を示す. 気道の慢性炎症, 気道狭窄, 気道過敏性で特徴づけられる気管支喘息患者においてもhs-CRPは高値であり, 喘息はBMI, 年齢とともにhs-CRPの独立した関連因子であることが判明した. コントロール不良の喘息患者の1秒率はhs-CRPと負の相関傾向を示し, 吸入ステロイド薬治療に伴ってhs-CRPは減少した. hs-CRPはさまざまな因子より影響されるため, その絶対値は個人により異なる. したがって, 喘息の診断や活動性を判断するためのカットオフ値の設定は困難であるが, 喘息の治療効果判定のための指標として薬剤減量や中止の判定に臨床応用できる可能性がある.

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