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リン代謝をめぐる諸問題―FGF23を中心として―

Overview リン代謝の概要

福本誠二

THE BONE Vol.22 No.6, 25-27, 2008

リンは, 骨や細胞膜, あるいは核酸や各種細胞内代謝物の構成成分として, 必須の役割を果たしている. 近年, 線維芽細胞増殖因子(fibroblast growth factor:FGF)23が骨により産生され, 腎臓に作用することによって血中リン濃度を調節するホルモンであること, FGF23作用異常がいくつかのリン代謝異常症の原因であることが明らかにされてきた. 今後, FGF23を含むリン代謝調節機構の詳細の解明に基づき, リン代謝異常症のよりよい管理が可能となることが望まれる. 「はじめに」血中電解質濃度が一定の範囲に維持されることは, 生命の維持に必須である. 従来, 血中カルシウム(Ca)濃度の調節機構に関しては, 副甲状腺ホルモン(parathyroid hormone:PTH)と1,25-水酸化ビタミンD[1,25(OH)2D]という2種類のCa調節ホルモン, およびこのPTH分泌調節を担うCa感知受容体(Ca-sensing receptor:CASR)が同定され, ホルモンによる制御機構が明らかにされていた.

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