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骨形成・骨吸収の最近のトピックスⅤ

骨代謝に関するトピックス カルシウム代謝とα-Klotho

伊村明浩鍋島陽一

THE BONE Vol.21 No.6, 79-83, 2007

α-klotho変異マウスの発見から10年を経過し, その分子機能が解明された. α-Klothoは, Naポンプの調節的動員, FGF23シグナル系への関与という二つの分子機構をもつ. α-KlothoによるNaポンプの調節的動員は「脈絡膜および遠位尿細管でのCa輸送」と「上皮小体でのPTH分泌」を制御し, α-Klotho依存性のFGF23シグナルは「近位尿細管ビタミンD活性化酵素」と「近位尿細管リン酸再吸収」を抑制する. これらの結果から, α-Klothoは哺乳類の体液Caおよびリン酸調節のほとんどすべてのステップに関わる「統合的制御因子」であると理解することができる. 「はじめに」 1997年, 風変わりな病態を示す遺伝子変異マウスがみつかった. さまざまなトランスジェニックマウスを観察する過程で, 成長不全と短命を示す系統を偶然発見したのである. このマウスは全身にさまざまな症状を示していた.

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