<< 一覧に戻る

骨質

骨質関連因子 骨ミニモデリング

髙橋榮明

THE BONE Vol.21 No.1, 73-77, 2007

骨質に影響を与える要素の骨代謝回転では, 1960年代から, リモデリングの存在が知られていた. これは骨の細胞活動として, 活性化→吸収→形成との順序を示す. 最近, 海綿骨骨梁内膜あるいは皮質骨内膜の休止面から, 活性化→形成との順序を示す層板骨形成が報告された. この骨形成では, 形態学的に新生層板骨と基盤の層板骨との境界のセメント線は平滑(smooth)で, 骨吸収窩跡(scalloping)を認めない. 臨床例では, 骨硬化性疾患, 正常骨代謝変形性股関節症, 血液透析症例の無形成骨症, ビタミンD治療骨粗鬆症, hPTH(1-34)治療骨粗鬆症に認められ, 動物ではラットにその存在が報告されている. 【はじめに】骨の強度には, 骨量のみでなく, 骨質が関連することが知られてきた. 骨質に影響を与える要素として, 骨の代謝回転, 微細構造, 微細損傷, 骨石灰化, 骨基質があげられている. Frost1)はヒトの骨代謝回転におけるリモデリング(remodeling)において, 光学顕微鏡レベルでは骨の細胞活動の過程として, 骨吸収が骨形成に先行するとした.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る