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ビタミンD―基礎と臨床―Ⅴ ビタミンD研究の25年のあゆみ

トピックス カルシウム/リン代謝におけるα-Klothoの機能

鍋島陽一

THE BONE Vol.20 No.6, 87-93, 2006

α-klothoは多彩な早期老化症状, とりわけ, 顕著なカルシウム代謝異常を呈する変異マウスの原因遺伝子として同定された. α-klothoはNa+, K+-ATPaseと結合しており, 細胞外カルシウムの低下に伴い, Na+, K+-ATPaseを細胞膜にリクルートし, その活性を制御している. Na+, K+-ATPaseによって作りだされたNa+の濃度勾配, あるいは膜電位の変化によってカルシウムの輸送(腎臓遠位尿細管, 脳の脈絡膜), あるいはPTHの分泌が誘導される. また, α-klothoはFGF23と協調して1α-hydroxylase遺伝子の発現を負に制御するシグナルを伝達し, ビタミンDの合成を抑制している. これらの事実は, α-klothoはカルシウム代謝制御の中心的な制御因子であることを示しており, 同時に, これまでの概念の変更と新たな概念の確立を支持するものである.

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