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骨粗鬆症の予防

(座談会)骨粗鬆症の予防

折茂肇細井孝之水沼英樹武藤芳照

THE BONE Vol.20 No.4, 121-133, 2006

わが国における骨粗鬆症の現状 折茂(司会) 高齢社会を迎えたわが国においては, 骨粗鬆症への対策が, 単に医学的だけではなく, 社会的にも大きな問題となっています. 現在, わが国における骨粗鬆症患者数は約1,100万人と推定され(図1), 骨粗鬆症に伴う骨折は高齢者の自立機能障害および寝たきりにつながることから, 高齢者のQOLを低下させる大きな要因となっています. したがって, 骨折の予防が最大の課題ではないかと思います. そのためには, 骨粗鬆症をできるだけ早期に診断し, 骨折の危険性の高い人については積極的なインターベンション(治療介入)を行うことが重要ではないかと思います. しかしながら, わが国の骨粗鬆症に対する認識は甘いと言わざるを得ないのが現状です. 世界骨粗鬆症財団では, 骨粗鬆症の克服を目指して世界中でさまざまな活動を行っており, その一環として閉経後女性および医師の骨粗鬆症の予防と治療に関する意識調査が実施されています. わが国においても, 2002年5月から7月にかけて,骨粗鬆症財団により同様の調査を実施しました. 対象は全国に在住する50-65歳の閉経後女性320名(骨粗鬆症女性160名, 健常女性160名)と首都圏京阪神中部仙台市広島市における内科医師(1ヵ月に20名以上の骨粗鬆症患者を診察している医師)100名でした.

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