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特集 腸内細菌up to date:今まさに明らかになりつつある全身疾患への影響

腸内細菌と肥満

Gut bacterium and obesity.

清水浩一郎上野浩晶中里雅光

Pharma Medica Vol.33 No.10, 19-22, 2015

「はじめに」近年,世界における肥満および過体重(body mass index;BMI≧25kg/m2)の割合は爆発的に増加しており,2013年時点で男性37%,女性38%に達している。同時期のわが国における肥満(BMI≧25kg/m2)の割合は男性28.6%,女性20.3%であり,世界水準を下回るものの,肥満に基づく健康障害をきたしやすい遺伝的背景もあり,わが国においても早急に解決すべき健康課題である。また,高血圧,糖尿病,脂質異常症などの他の生活習慣病と比較して,体重減少を主目的とした抗肥満薬は効果,種類ともに限定的であり,新たな治療選択肢の開発が待たれている。近年,腸内細菌は肥満症克服のターゲットとしても注目されており,本稿では腸内細菌と肥満との関連を最新の知見を含めて概説する。
「KEY WORDS」肥満,腸内細菌,プロバイオティクス,プレバイオティクス

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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