<< 一覧に戻る

前立腺癌;診断と治療の新展開

進行癌治療の新展開 抗癌化学療法への期待

野々村祝夫辻村晃西村和郎奥山明彦

Pharma Medica Vol.26 No.8, 49-53, 2008

「はじめに」 前立腺癌においては, 限局性の場合手術あるいは放射線療法が根治的治療法として選択されるが, その後の再発や, 最初から転移を有するような症例に対しては, 主としてホルモン療法が第1選択治療法として施行される. ホルモン療法はほとんどの場合有効であるが, 数年のうちに効かなくなってくる. したがって, 抗癌剤を用いた治療はホルモン療法の効かなくなった症例, すなわちホルモン抵抗性前立腺癌に対して行われる. しかし, 最近では局所進行前立腺癌に対して術前あるいは放射線療法前にneoadjuvant療法として行われつつある. 「I. 従来より使われてきた抗癌剤」 1. リン酸エストラムスチン(estramustine phosphate=EMP) 本剤は, 内分泌化学療法薬であり, ナイトロシェンマスタードとリン酸エストラジオール合剤である. その代謝産物の一部がエストラジオールとして下垂体を介したフィードバック機構により, 前立腺癌の増殖を抑制する.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る