<< 一覧に戻る

麻酔の質の向上を目指して

投与法の果たす役割 Patient Controlled Analgesia(PCA:患者自己管理鎮痛法)

橋口さおり武田純三

Pharma Medica Vol.25 No.8, 35-38, 2007

I. PCAの原理 鎮痛薬にはオピオイドと非ステロイド性消炎鎮痛薬の2種類があるが, 癌性疼痛や術後痛管理において中心的役割を果たすのはオピオイドで, 投与経路は経口, 経直腸, 皮下, 静注, 硬膜外, くも膜下投与などが可能である. 鎮痛薬投与は医療施設外でも患者自身が使用しやすい経口や経直腸投与などの簡便な方法が望ましいが, なんらかの理由で不可能な患者に対しては, 従来看護師でも施行しやすい間欠的筋注がよく用いられてきた. 筋注は作用発現が遅く血中濃度の調節が難しいうえに, 疼痛がある患者にさらに疼痛を伴う処置が必要になるため, 投与経路として適切なものとはいいがたい. これに代わる方法として考えられたのが比較的少量の鎮痛薬を頻回に静注する方法であり, これを有効に, しかも省力化して行うために考案されたのがPCA(Patient Controlled Analgesia:患者自己管理鎮痛法)である.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る