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麻酔の質の向上を目指して

投与法の果たす役割 TCI

山蔭道明君島知彦

Pharma Medica Vol.25 No.8, 31-33, 2007

「はじめに」麻酔科医にとって, 麻酔中に投与した薬物が, (1)どの程度の用量で, (2)どの程度の効果を発現し, そして(3)いつ効果がなくなるのか, ということを予想することは重要な作業の1つである. 現在では, コンパートメントモデルという薬物動態学上の理論によりある程度の血中(あるいは脳内)濃度の予想を立てることが可能となった1). 静脈麻酔薬プロポフォールでは, そのシステムを組み込んだ持続注入装置(ディプリフューザーTCIシステム)によりTCI(Target Controlled Infusion)として応用されている(図1)2). 投与対象である患者の体重とその予測血中濃度を入力するだけで簡単にその血中濃度を実現できる持続注入法である. 現在TCIで最も頻用されている静脈麻酔薬であるプロポフォールを例に, その基礎的理論から投与法の実際, 有用性についてご紹介したい.

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