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腰痛;病因・病態からの整理とその治療

腰痛のアウトカム研究

鈴鴨よしみ髙橋奈津子紺野愼一菊地臣一福原俊一

Pharma Medica Vol.25 No.7, 9-12, 2007

「はじめに」腰痛は, わが国において最も訴えの多い症状である. 2004年国民生活基礎調査における自覚症状調査では, 腰痛は男性では有訴症状のトップに(人口千対有訴者数82.0), 女性では肩こりに次いで第2位(同123.0)にあげられている1). また, 通院者率は男女とも腰痛が第2位である(人口千対腰痛通院者数, 男性:36.8, 女性:51.7). 腰痛の有訴の多さはわが国に限ったことではなく他国でも同様であり2), 欧米においては, 腰痛に関して国民全体を対象とした(population-based)疫学研究が多数行われ報告されている. しかし, わが国での報告は特定の職域や地域にとどまっており, 国民レベルの調査は行われていない. 先に述べた国民生活基礎調査では, 腰痛症状の有無と腰痛による通院の有無を尋ねているが, さらに詳しい情報(腰痛の部位, 痛みの程度, 腰痛の発症モードなど)は含まれておらず, また, 腰痛の定義が具体的に明記されず, 回答者によって腰痛の捉え方が異なるなどの限界がある.

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