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抗体医薬up to date―リウマチ編

関節リウマチにおける抗体医薬治療の今後の展望

吉崎和幸

Pharma Medica Vol.25 No.4, 51-55, 2007

「はじめに」多くの疾患のなかで, その治療において近年急激に進歩し, これからも発展が続きそうな疾患の1つに関節リウマチ(RA)がある. 30年程前われわれが臨床に携わった頃は症状を緩和し, 腫脹を軽減させるのが精一杯であった. 治療薬としては非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)に加えて金製剤などの一部の抗リウマチ薬(DMARDs), それにアザチオプリン, シクロヘキサマイドなどの免疫抑制薬, そしてコントロール不良の場合, 夢の薬としてステロイドが登場した. ステロイドの使用により多くの患者の苦痛は軽減されたが, それでも関節破壊を阻止することは困難で, RAになれば関節変形はやむを得ないとあきらめていたものである. 当然患者に対しては「病気を友達として長く付き合っていきましょう」といいつつ, 医師として無力感を味わっていたものである. しかし, ブシラミン, サラゾスルファピリジン, D-ペニシラミンなどのDMARDsが出現し, ミゾリビン, メトトレキサート(MTX)などが使用されるようになると, やっと治療らしい内科治療行為が可能になり, 炎症を抑制して症状軽減, 腫脹抑制のみならず, わずかではあるが関節破壊の進行を遅延させられるようになった. 炎症反応を抑制することができたが, それでも関節破壊をくい止めることはできなかった.

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