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抗体医薬up to date―リウマチ編

特集にあたって

越智隆弘

Pharma Medica Vol.25 No.4, 7-8, 2007

関節リウマチ(RA)の主症状を形成する免疫病態解明研究の成果として生物学的製剤が開発され, 臨床現場での大きな役割を占めるようになった. 「マジックのようにリウマチ症状が消える薬が開発された」という噂とともにインフリキシマブの開発情報が流れたのは約10年前のことであったが, しばらくすると音沙汰がなくなった. キメラ抗体であったために, 患者血清中にマウスのグロブリンに対する抗体が産生されると効果が激減したためであった. 抗リウマチ薬としての著効が実証されていたメトトレキサート(MTX)を, 抗マウスグロブリン抗体産生抑制目的に用いながら生物学的製剤を投与するという, 素晴らしい解決方法を見いだしてインフリキシマブ臨床試験が再開されたが, まさに産みの苦しみを経て大きな花が開いた感がある. あらためていうまでもないが, 次々と開発されている生物学的製剤は, RAの病態形成に根幹的な役割と考えられているTNF-α, IL-6, IL-1などの活性因子の選択的抑制を目的として, 遺伝子工学的技術を駆使して開発された薬剤である.

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