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生活習慣病としての高尿酸血症

高尿酸血症の分子メカニズムと生活習慣

谷口敦夫鎌谷直之

Pharma Medica Vol.25 No.1, 11-14, 2007

「はじめに」日本では成人男性の約20%に高尿酸血症が認められるとされ, 高尿酸血症は日常の臨床においてありふれた病態であると考えられる. 高尿酸血症は尿酸の産生過剰や排泄低下によって生じるが, 尿酸の産生から排泄に至る過程に種々の要因が関与して高尿酸血症に至ると考えられる. これらの要因には遺伝子要因, 薬物の他に生活習慣にかかわる要因も含まれる. 実際に, 高尿酸血症は生活習慣との関連が大きく, 高尿酸血症を呈する症例は高脂血症, 高血圧, 肥満などの生活習慣病を合併することが多い1). 生活習慣要因が高尿酸血症の発症に関連することは明らかであるが, 尿酸トランスポーターの発見を契機に, これらの関連の分子レベルでの検討が進行している. 生活習慣要因と高尿酸血症の関連の分子レベルにおける解明は予防や創薬の観点からも興味深く, 今後の進展が注目される. 本稿では, まず体内の尿酸動態について述べ, ついで生活習慣のなかからインスリン抵抗性, 運動, 飲酒を取りあげ, これらと高尿酸血症との関連について生化学的あるいは分子レベルから考えてみたい.

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