State of the art(胃がんperspective)
胃洗浄廃液を用いた胃癌の分子診断
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- 掲載誌
- 胃がんperspective Vol.6 No.1 14-21, 2013
- 著者名
- 渡邊嘉行 / 吉田良仁 / 前畑忠輝 / 伊東文生
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- 胃がんperspective
がん検診の普及をもってしても胃癌は癌部位別死因の2位, かかる治療費においては1位である. 診断時の臨床病期が予後に大きく影響を与えることからも, 新たな胃癌超早期診断法の開発, 2次検診の充実化は重要といえる. われわれは, 通常内視鏡検査時に廃液となる胃洗浄廃液から回収したDNAを診断ツールとして用い, 胃癌のDNA異常をマーカーとすることで, 従来法の弱みである「見逃し」の解消につなげることができるほか, 存在診断・がん予測診断にも応用できる方法を確立し, 米国消化器病学会誌に報告した(Gastroenterology. 2009 Jun; 136(7): 2149-58., 特許申請). 「はじめに」近年の胃癌生存率向上には, 内視鏡治療をはじめとした低侵襲治療技術の進歩と, がん検診普及による早期診断力の双方の要因によるものが考えられている. しかしながら, 依然として人口動態統計による胃癌死亡数は全癌死亡の15%以上を占め, 肺癌に次いで多く, わが国は先進国において異例に胃癌発生の多い国となっている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
