ストレスとホルミシス
第4回 2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)の遺伝子多型からホルミシスを考える
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- 掲載誌
- アンチ・エイジング医学 Vol.8 No.3 71-74, 2012
- 著者名
- 佐野元昭
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / アンチエイジング
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 老年科
- 媒体
- アンチ・エイジング医学
「飲酒と2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)の遺伝子多型」アルデヒドと聞くとアルコール代謝を連想される方が多い. お酒を摂取すると肝臓で, エタノール→アセトアルデヒド→酢酸と代謝されていく. お酒を飲むと気分がよくなるのはエタノールの作用, 反対に顔が紅潮し, 動悸がして気分が悪くなるのはアセトアルデヒドの作用である. お酒は強い人と弱い人がいるが, これはアセトアルデヒドの処理能力の違いによる. 2型アルデヒド脱水素酵素は, エタノールの代謝産物のアセトアルデヒドを分解する主要な酵素で, ALDH2と略される. ALDH2をコードしている遺伝子には遺伝子多型が存在する. 活性型のALDH2*1に対し, 点変異(E487K)が入っているALDH2*2は不活性型で, その遺伝子産物は活性型のALDH2*1に対して“優勢抑制型変異体”として働く. つまり, 異常タンパクALDH2*2が野生型の正常タンパクALDH2*1を阻害(抑制)する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
