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M-Review

バイオマーカーと心血管疾患の評価

補体分子C1qと心血管疾患

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掲載誌
血管医学 Vol.14 No.4 87-93, 2014
著者名
内藤篤彦
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器 / 高血圧 / 糖尿病 / アレルギー・免疫
診療科目
一般内科 / 循環器内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 神経内科 / 老年科
媒体
血管医学

補体分子C1qは, 自然免疫を担う液性因子として古典的補体経路の活性化起点を提供するとともに, さまざまな分子に結合して異物を認識し貪食作用の促進に働くことが知られている. 今回われわれは血中に存在する老化促進因子としてC1qを同定し, C1qによるWntシグナル活性化が組織の老化に関与することを見出した. また, C1qが老化関連疾患である心不全マウスの血中で増加していることや高血圧の病態の一部に関与することを見出した. 自然免疫と老化およびWntシグナルを結び付ける新たなC1qの作用は, 慢性炎症や老化が関連する病態に寄与している可能性があり, 今後さらなる知見の集積が期待される. 「はじめに」補体分子C1qは, 補体活性化のイニシエーターとして知られる分泌型蛋白質であり, 感染防御や死細胞除去に働くことが知られている. 自己免疫疾患である全身性エリテマトーデス(SLE)や悪性関節リウマチ(RA)ではC1q濃度が低下することが知られ, その病態形成に重要な役割を果たすことが報告されているが, 心血管疾患におけるC1qの役割はほとんど知られていない.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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