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血管系の橋渡し研究
凝固・線溶系活性調節による血管新生制御機構
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- 掲載誌
- 血管医学 Vol.12 No.4 65-70, 2011
- 著者名
- 服部 浩一 / 佐藤亜紀
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 循環器 / 血液 / 癌
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 血液内科 / 腫瘍内科
- 媒体
- 血管医学
Summary
生体内の血管新生において,金属要求性タンパク分解酵素マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)の活性化が血管新生因子の供給源となる骨髄由来細胞の刺激となり,癌増殖あるいは組織再生の起点を担うとの仮説が,近年提示されている.筆者らは,生体中で血液凝固・線維素溶解系(線溶系)因子に代表されるセリンプロテアーゼの一群が,潜在型酵素pro MMPから活性型MMPへの変換を担っていることを報告した.このことは,線溶系の亢進が,MMPの活性化ばかりか,骨髄由来細胞の関与する各種生命現象にも影響を与えている可能性を示唆している.本稿では,MMPを起点とした血管新生機構の概説,さらに,これを基礎とした各種疾患病態形成における薬剤による凝固・線溶系酵素活性調節の重要性とその展望について紹介する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
