【特集 下部尿路機能障害と膀胱血流】
膀胱虚血と膀胱機能障害(総論)
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- 掲載誌
- 排尿障害プラクティス Vol.21 No.4 7-14, 2014
- 著者名
- 齊藤源顕
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 泌尿器
- 診療科目
- 産婦人科 / 泌尿器科 / 手術・救急
- 媒体
- 排尿障害プラクティス
膀胱血流障害は, 1990年代後半より膀胱機能障害のさまざまな病態の根幹をなす重要な病因と考えられてきた. 急性膀胱虚血は骨盤内手術や急性尿閉時にしばしばみられるが, 膀胱機能障害は一過性のことが多い. 一方, 慢性膀胱虚血は動脈硬化症, 前立腺肥大症に伴う下部尿路閉塞などでみられ, 軽症から中等症の場合は過活動膀胱を呈し, 重症になると排尿筋低活動やいわゆる低活動膀胱となることが最近わかってきた. 膀胱血流障害を薬物療法や手術療法で改善すれば, 膀胱機能障害も改善されることが最近の基礎・臨床所見から示唆されている. 「はじめに」近年, 膀胱血流と膀胱機能の研究が盛んに行われており, 今までよくわかっていなかった病態の輪郭が少しずつ解明されてきた. 膀胱血流は, 生理的環境においても排尿サイクルと呼応してダイナミックに変化している(図1)1). 急性膀胱虚血は, 骨盤内手術時の動脈結紮や急性尿閉時にしばしばみられるが, 膀胱機能障害は一過性のことが多い.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
