【特集 エビデンスに基づく機能性食品の現況と展望Ⅱ】
機能性食品の歯科領域におけるエビデンス
Evidence-based nutrition for oral health care.
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- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.32 No.9 31-37, 2014
- 著者名
- 梁洪淵 / 斎藤 一郎
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 栄養管理
- 診療科目
- 一般内科
- 媒体
- Pharma Medica
「はじめに」 口腔は全身の健康や生活の質(quality of life ; QOL)に深く関与しており, 人生の終局に至るまで求める楽しみの多くに「食べる」, 「話す」などの行為が関わっている. 超高齢社会では, 生命維持に不可欠な摂食・咀嚼・嚥下機能とともに, 食欲などの根本的欲求を満たす感覚器の役割に加え, 会話や表情筋によって口元で示す喜怒哀楽の表現に欠かせない口腔という器官の機能を維持することが求められている. 摂食・嚥下機能においては, 複雑な高次機能が連携し, 咀嚼を含む摂食行為は記憶力との関連も示唆されている. さらに, 味覚は, 舌や口腔粘膜に存在する味蕾を構成する細胞で受容されて脳へ伝達されるが, 感受性はさまざまな環境要因により制御されている. 人をはじめとする動物は, 歯を失い噛めなくなると老化のスピードが高まることが知られている. 加えて, しっかりとよく噛むという行為は, 脳を活性化させるだけではなく, 唾液の分泌が促進されることも周知である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
