【特集 エビデンスに基づく機能性食品の現況と展望Ⅱ】
機能性食品(プロバイオティクス)の消化器疾患におけるエビデンス
Probiotics and intestinal diseases.
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- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.32 No.9 25-30, 2014
- 著者名
- 西田淳史 / 安藤 朗
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 栄養管理
- 診療科目
- 一般内科
- 媒体
- Pharma Medica
「はじめに」 世界的に腸内細菌と疾患との関連性についての研究が盛んに行われている. ヒトの口腔内や大腸内には多様な細菌が常在し, 非常に複雑な腸内細菌叢(microbiota)を形成している. ヒトの口腔内には約700種類, そして大腸内には500~1,000種類もの細菌が存在し, 糞便1gあたり約1兆個にもおよぶ細菌が存在しているとされている1). このように, 消化管は, 常に腸内細菌に曝露されている状態にあり, 炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease ; IBD)や過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome ; IBS)などの消化管疾患の病態に腸内細菌が密接に関与していることが知られている. その一方で, 腸内細菌の研究の蓄積により, 消化管疾患だけでなく, アレルギー, 自閉症, 肥満症, 拒食症, 2型糖尿病, 非アルコール性脂肪肝(non-alcoholic steatohepatitis ; NASH), 癌, 多発性硬化症などの消化管以外のさまざまな疾患との関連が示唆されている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
