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M-Review

美容皮膚科講義

第8回 ゲノムシークエンスと美容

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掲載誌
Bella Pelle Vol.3 No.4 55, 2018
著者名
山田 秀和
記事体裁
連載 / 抄録
疾患領域
皮膚疾患
診療科目
形成外科 / 皮膚科
媒体
Bella Pelle

見た目を扱う領域は,皮膚・容貌・体形を対象とするが,今後は遺伝的因子と環境因子からみるのが主流となろう.Precision medicineやpersonalized medicineということになる.
NASAの双子研究が1例ある.遺伝的背景がDNA配列のうえでは同じである2名(宇宙飛行士のスコット・ケリー氏とマーク・ケリー氏)を,スコットは宇宙で1年間,マークは地球で生活させ,皮膚や腸内のmicrobiomeや血液細胞のエピゲノムやomicsを比べるというプロジェクトである.2018年5月に中間報告がされている(未論文発表)1).地球帰還直後は,宇宙に1年いたスコットのほうがテロメアが長かったが,わずか3日で地上にいたマークと同じになったという.数カ月後も遺伝子の発現が100種類以上で大きく異なっているといい,詳細なデータ結果が待たれる.なお,2人は表現型としての見た目が大きく異なっていた.表現型は,そもそも遺伝子発現した蛋白の種類や量や時期の違いがチューリング波を形成していると理解されるので,環境因子の影響が大きいことが容易に想像できる.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Bella Pelle2018年11月号(Vol.3 No.4)

「美肌をつくるサイエンス」をテーマに,美容皮膚科領域における「科学的検証を経た正しい知識」を発信することにより,適正な診療のあり方を啓発する「日本初の美容皮膚科専門学術誌」。(「Bella Pelle」はイタリア語で「美しい肌」の意味)

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