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Evidence Explanation

主要な精神疾患における向精神薬治療のノンアドヒアランスとその関連因子:システマティックレビューとメタ解析

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掲載誌
精神科臨床 Legato Vol.7 No.2 38-40, 2021
著者名
渡辺範雄
記事体裁
連載 / 抄録
疾患領域
精神疾患
診療科目
心療内科 / 精神科
媒体
精神科臨床 Legato

主要な精神疾患(統合失調症,大うつ病性障害[MDD],双極性障害)は公衆衛生上の重要な課題であり,世界の疾病負担の14%を占めるともいわれています。精神疾患の治療および再発・再燃の予防においては長期間にわたって服薬を継続し,良好な服薬アドヒアランスを得ることが重要となりますが,向精神薬の服薬アドヒアランスは残念ながら良好とはいえません。実際,精神疾患を有する患者さんは自身の疾患や治療についての理解が不十分となり,服薬の継続が困難となる可能性が高いとされています1)。
向精神薬のノンアドヒアランスは,疾患の悪化や治療効果の低下,その後の転帰不良,再入院,QOLおよび精神社会的アウトカムの低下,症状の再発,併存疾患の増加,医療資源の浪費,自殺の増加などに繋がります1-5)。患者と医療従事者が合意する治療目標の達成を目指し,適切な介入を行うためには,ノンアドヒアランスの頻度やその関連因子を把握することはきわめて重要です。しかし,向精神薬のノンアドヒアランスに関するエビデンスは十分ではありませんでした。
本稿で紹介するのは,主要な精神疾患(統合失調症,MDD,双極性障害)における向精神薬のノンアドヒアランスについて既存の一次研究の結果をまとめ,その頻度と関連因子を明らかにしたシステマティックレビューとメタ解析です6)。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

精神科臨床 Legato2021年8月号(Vol.7 No.2)

統合失調症や気分障害を中心に精神科領域全体を広く取り上げ,そのときのトレンドに沿った話題や読者が診療において役立つ情報を提供し,精神科臨床の向上に貢献することを目指したものである。

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