Doctor Interview(精神科臨床 Legato)
脳機能測定による早期の診断で個性を生かした成長を支えられるように
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- 掲載誌
- 精神科臨床 Legato Vol.6 No.3 44-48, 2020
- 著者名
- 菊知充
- 記事体裁
- 連載 / 抄録
- 疾患領域
- 精神疾患
- 診療科目
- 心療内科 / 精神科
- 媒体
- 精神科臨床 Legato
―まずは,先生のご経歴を教えてください。
私は石川県加賀市で,精神科医である父(故・菊知龍雄氏)が開設した「加賀神経サナトリウム(現加賀こころの病院)」が敷地内にある環境で育ちました。父は日本に脳波学が導入された最初期に,京都大学にて笠原嘉先生や木村敏先生とともに取り組んでいた研究者で,1966年に加賀に精神科病院を開設以降,半世紀にわたり地域精神科医療を担ってきました。私自身の子ども時代は,多くの統合失調症患者さんに囲まれながらの生活で,夏の盆踊りや地引網漁などはよい思い出です。地域の精神科病院が患者さんの生活の場として機能していた時代でした。病院を生活の場としていた多くの患者さんと過ごした経験は,精神科医としての私の思想や理念の礎となっています。
その後,「加賀こころの病院」も例に漏れず,国の施策のもとで病床削減も実施し,関連の社会福祉法人と患者さんの地域移行,社会復帰のサポートにも従事しています。就労支援がうまくいって,社会の一員として一人前にやっている患者さんは自己肯定感が精神的な強さにつながり,顔色が見違えてよくなります。これからの精神科はもっと周囲と顔をつないでいって,患者さんが社会にうまくつながっていけるようにどんな施設連携ができるか,試行錯誤していく必要があります。
私は石川県加賀市で,精神科医である父(故・菊知龍雄氏)が開設した「加賀神経サナトリウム(現加賀こころの病院)」が敷地内にある環境で育ちました。父は日本に脳波学が導入された最初期に,京都大学にて笠原嘉先生や木村敏先生とともに取り組んでいた研究者で,1966年に加賀に精神科病院を開設以降,半世紀にわたり地域精神科医療を担ってきました。私自身の子ども時代は,多くの統合失調症患者さんに囲まれながらの生活で,夏の盆踊りや地引網漁などはよい思い出です。地域の精神科病院が患者さんの生活の場として機能していた時代でした。病院を生活の場としていた多くの患者さんと過ごした経験は,精神科医としての私の思想や理念の礎となっています。
その後,「加賀こころの病院」も例に漏れず,国の施策のもとで病床削減も実施し,関連の社会福祉法人と患者さんの地域移行,社会復帰のサポートにも従事しています。就労支援がうまくいって,社会の一員として一人前にやっている患者さんは自己肯定感が精神的な強さにつながり,顔色が見違えてよくなります。これからの精神科はもっと周囲と顔をつないでいって,患者さんが社会にうまくつながっていけるようにどんな施設連携ができるか,試行錯誤していく必要があります。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
