【State of the art 大腸T1(SM)癌に対する内視鏡診療の現状と将来展望】
大腸T1(SM)癌に対する内視鏡治療の将来展望(外科医の立場から)
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- 掲載誌
- 大腸がんperspective Vol.3 No.3 34-38, 2017
- 著者名
- 上野 秀樹 / 神藤英二 / 梶原由規 / 長谷和生
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 消化器 / 癌
- 診療科目
- 消化器内科 / 腫瘍内科 / 消化器外科
- 媒体
- 大腸がんperspective
- Key Words
- 大腸T1癌 / 大腸癌治療ガイドライン / 低分化胞巣 / サーベイランス / サルベージ手術
近年の内視鏡領域の診断・治療技術の発展は著しく,特に大腸ESDの普及は内視鏡治療の適応拡大の議論の源となっている。一方,大腸pT1癌の治療の原則はリンパ節郭清を伴う腸切除であり,過度の適応拡大は合併症を増加させるのみならず腫瘍学的な治療成績の低下を招く危険性があり,慎重に議論を重ねる必要がある。本稿では大腸内視鏡治療の適応拡大を願う外科医の視点より,“cT1高度浸潤癌”の概念統一に向けた議論の必要性と,病理学的なリスク評価基準の発展的見直し,サーベイランス方法の整備,サルベージ手術の有効性の評価に関する研究の発足が望まれる背景を解説した。大腸内視鏡治療の低侵襲性は他の治療modalityの追随を許さず,今後いかに腹腔鏡手術やロボット手術が発展しようとも,低侵襲性の面で内視鏡治療を凌駕することはない。多方面からの多くの取り組みを経て,内視鏡治療の恩恵を受ける大腸癌症例が増えることを期待したい。
「KEY WORDS」大腸T1癌,大腸癌治療ガイドライン,低分化胞巣,サーベイランス,サルベージ手術
「KEY WORDS」大腸T1癌,大腸癌治療ガイドライン,低分化胞巣,サーベイランス,サルベージ手術
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
