Clinical Report 症例紹介
治療に難渋した「節酒」希望の独居の重症アルコール依存症の一例
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- 掲載誌
- Frontiers in Alcoholism Vol.11 No.1 42-44, 2023
- 著者名
- 杉原 正子
- 記事体裁
- 抄録 / 連載 / 症例
- 疾患領域
- 精神疾患
- 診療科目
- 心療内科 / 精神科
- 媒体
- Frontiers in Alcoholism
最近,世界的な流れとして,依存度の低い場合や飲酒による重篤な問題がない場合に,断酒以外の選択肢として節酒を取り入れる動きがある1)。また,2011年の英国国立医療技術評価機構(National Institute forHealth and Clinical Excellence:NICE)のアルコール使用障害の治療ガイドラインでは,「重症のアルコール依存症者や乱用者で,重大な精神的または身体的な合併症があるにもかかわらず,断酒の意志がない,あるいは,体系的な治療を受けていない者に対しては,二次被害低減(ハームリダクション)プログラムを考慮すべきである。しかし,最終的には断酒を目指すよう勧めるべきである」2)と,最良の方法としての断酒の重要性とともに,重症者の節酒の必要性も併記されている。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
