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M-Review

Case Report

病理学的検査により診断できたHIV合併クリプトスポリジウム症の1例

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掲載誌
HIV感染症とAIDSの治療 Vol.6 No.1 40-42, 2015
著者名
福島一彰 / 柳澤如樹 / 味澤篤
記事体裁
症例 / 抄録
疾患領域
消化器 / 感染症
診療科目
消化器内科 / その他
媒体
HIV感染症とAIDSの治療

「緒言」クリプトスポリジウム症は,オーシストの経口摂取により感染する寄生虫疾患である。本疾患は下痢症状が主体で,免疫機能が正常であれば自然治癒が期待できるものの,HIV感染症などの免疫不全者では重症化することがある1)。近年では,抗HIV薬の普及によりクリプトスポリジウム症の発症頻度は減少傾向にあるものの,依然としてHIV感染者では注意すべきエイズ指標疾患の1つである2)。今回われわれは,カンピロバクター腸炎,サイトメガロウイルス腸炎を合併し,診断に難渋したクリプトスポリジウム症の1例を経験したので報告する。
「症例」
25歳,日本人男性
主訴:持続する下痢
既往歴:扁桃炎(20歳),胸部帯状疱疹(23歳)
現病歴:入院約1ヵ月前より吐き気と食思不振が出現し,次第に嘔吐や水様性下痢(1日10回程度)を伴うようになった。その後も症状は持続し,38℃台の発熱が出現したことから,感染性腸炎の診断で前医に入院した。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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