Trend & Topics 術後遷延痛
乳房切除後疼痛症候群
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- 掲載誌
- Practice of Pain Management Vol.5 No.3 28-32, 2014
- 著者名
- 小島圭子
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 精神疾患 / 神経疾患 / 癌
- 診療科目
- 一般外科 / リハビリテーション科 / 神経内科 / 腫瘍内科 / 麻酔科 / 手術・救急 / 精神科
- 媒体
- Practice of Pain Management
「はじめに」乳癌患者の手術療法後の問題のひとつとして乳房, 腋窩や上腕に長く続く痛みがあり, 「乳房切除後疼痛症候群」と呼ばれている. 治療後も長く続く痛みは患者のQOLを大きく損ねる. この症候群について欧米で報告され始めたのは1980年代であり, 最近の研究では以前考えられていたよりも高率に痛みが発生していることが指摘されている. 本稿では乳房切除後疼痛症候群 (postmastectomy pain syndrome ; PMPS) について, 臨床的な問題点を含めて解説する. 「PMPSとは」PMPSは乳癌の術後によくみられる慢性の痛みである. 典型的な症状として術側の乳房, 胸部, 腋窩, 上腕にかけて火傷のあとのようなヒリヒリ, チリチリ, ビリビリなどの痛みを訴える患者が多く, 痛みのために触れられず, 下着が着けられない1). また, これらの患者の多くは痛みとともに硬い, 何か挟まっている, ザワザワする, 自分の身体ではないような感じなどの違和感をもっており, これが「疼痛症候群」と呼ばれる由縁である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
