日本神経治療学会総会
変わりつつあるパーキンソン病の現状~その基礎と展開~
第31回日本神経治療学会総会ランチョンセミナー
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- 掲載誌
- Frontiers in Parkinson Disease Vol.7 No.1 30-34, 2014
- 著者名
- 下村登規夫
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 神経疾患
- 診療科目
- 脳神経外科 / リハビリテーション科 / 神経内科
- 媒体
- Frontiers in Parkinson Disease
「PDは全身疾患」 パーキンソン病(PD)は, 進行性の神経変性疾患である. 振戦, 筋強剛(固縮), 無動・寡動, 姿勢反射障害の4症状を特徴とし, 黒質部分の神経細胞が変化・減少することにより, 神経伝達物質であるドパミンが減少して発症する. PDの初期症状として, 振戦, 動作緩慢, 表情が乏しいなどが挙げられるが, 腰痛を訴えるケースも多いことから整形外科を受診するケースも少なくない. また, 動悸や疲労感, 全身倦怠感など思わぬ症状が初期症状として現れることもある. これらの症状がすべてドパミン不足によるものと考えるのは早急であり, PDは脳だけの疾患ではなく, 全身の疾患として対応する必要がある. PDの治療としては, 薬物療法とリハビリテーションが2大治療となる. そのほか, 手術療法(破壊術, 深部脳刺激療法)が有効な場合もある. 主な治療薬としては, L-ドパ含有製剤, ドパミン放出促進薬, 代謝改善薬, ノルアドレナリン補充薬, ドパミンアゴニスト(DA)作動薬, 抗コリン薬などがあり, 早期のPD患者に対しては, DA作動薬が第一選択薬となりつつある.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
