エキスパートの治療法―症例から考える―
高齢者の上部消化管穿孔症例
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- 掲載誌
- 胃がんperspective Vol.7 No.2 36-38, 2014
- 著者名
- 松田年
- 記事体裁
- 症例 / 抄録
- 疾患領域
- 消化器 / 癌
- 診療科目
- 消化器内科 / 手術・救急 / 放射線科 / 消化器外科
- 媒体
- 胃がんperspective
【症例提示 山口和也(岐阜大学医学部腫瘍外科学准教授)】
「症例」「年齢 性別」75歳, 男性「既往歴」糖尿病・高血圧にて近医通院中(ともに内服薬あり)「現病歴」2013年10月某日0時ころから心窩部痛を覚え, 朝まで改善しないため, 救急搬送を要請し, 当院高次救命センターに運ばれ入院となった. 前日の夕食は通常に摂取し, 嘔吐はなかった. 「搬送時」血圧: 145/53, 脈拍数: 86/分, 呼吸回数: 30回/分, 体温: 37.5℃, SpO2: 96%「腹部所見」上腹部に圧痛あり, 全体に筋性防御あり. 「経過」当科での実際の診療 高齢者であったこと, CTにより胃壁の肥厚を認めたことから, 胃癌穿孔を疑い, 開腹術を行うことを前提に術前上部消化管内視鏡を行いました. 迅速生検で胃癌であること, その深い潰瘍部分の穿孔であることを確認し, 同日緊急開腹による胃全摘術を施行しました. 「Q.1 治療前検査として内視鏡を行いますか? (この症例に限らず, 穿孔症例に対する内視鏡検査の適応について教えてください)」
「症例」「年齢 性別」75歳, 男性「既往歴」糖尿病・高血圧にて近医通院中(ともに内服薬あり)「現病歴」2013年10月某日0時ころから心窩部痛を覚え, 朝まで改善しないため, 救急搬送を要請し, 当院高次救命センターに運ばれ入院となった. 前日の夕食は通常に摂取し, 嘔吐はなかった. 「搬送時」血圧: 145/53, 脈拍数: 86/分, 呼吸回数: 30回/分, 体温: 37.5℃, SpO2: 96%「腹部所見」上腹部に圧痛あり, 全体に筋性防御あり. 「経過」当科での実際の診療 高齢者であったこと, CTにより胃壁の肥厚を認めたことから, 胃癌穿孔を疑い, 開腹術を行うことを前提に術前上部消化管内視鏡を行いました. 迅速生検で胃癌であること, その深い潰瘍部分の穿孔であることを確認し, 同日緊急開腹による胃全摘術を施行しました. 「Q.1 治療前検査として内視鏡を行いますか? (この症例に限らず, 穿孔症例に対する内視鏡検査の適応について教えてください)」
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
