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M-Review

CURRENT TOPICS 特集 便秘症診療の最前線

巻頭言

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掲載誌
THE GI FOREFRONT Vol.16 No.1 11, 2020
著者名
三輪 洋人
記事体裁
特集 / 抄録
疾患領域
消化器 / 癌
診療科目
消化器内科 / 腫瘍内科
媒体
THE GI FOREFRONT

21世紀に入ってからの医学の進歩は目覚ましく,消化器領域に関してもピロリ除菌による胃潰瘍や胃がんの減少,ウイルス性肝炎の治療薬の開発などブレークスルーとも言える革新的な治療法の出現とともにこれらの疾患は克服されようとしている。また,わが国の消化管領域の診療・研究は形態学を中心に発展してきたが,それは国民のQOLへの関心の高まりを背景として機能性消化管障害にも広がってきた。しかし,これら消化器診療の大きなうねりの中にあって便秘診療は変化に取り残されていた暗黒の領域であった。
便秘については医学部の講義でもほとんど取り上げられることはなく,また研究者の興味の対象とはなっていなかった。便秘に関する学会発表や論文執筆がほとんどなかったことはこのことを雄弁に物語っている。膨大な数の慢性便秘症の患者はこれまで慣習的に経験的に使用されてきた酸化マグネシウムと大腸刺激性下剤によってとりあえず治療され,これが両薬剤しか使用されないというわが国独自の処方習慣を生んだ。しかしようやく便秘診療にも転換期が訪れようとしている。地中で育っていた植物が一斉に芽を出すように,最近多くの新しい便秘薬が登場し,消化器専門医の目がこの疾患に向き始めたのである。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

THE GI FOREFRONT2020年6月号(Vol.16 No.1)

・ 新しい潮流にある上部消化器疾患の診療の考え方から,最新の研究動向に至るまでの幅広い情報を日本国内のみならず海外の動向も視野に入れて,年2回提供します。

・ 同領域の半年間の動向を一望できる,新しいスタイルの学術雑誌です。特に専門医を目指す“若手”の方の医学的関心を最大限に引き出します。 


読者対象

実際の消化器病診療に従事している若手医師で,将来専門医を目指したい,または消化管研究にもトライしてみたい人たち

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