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M-Review

対談

テーマ「がん免疫療法の展望」

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掲載誌
皮膚アレルギーフロンティア Vol.16 No.1 36-43, 2018
著者名
宇原久 / 門野岳史
記事体裁
抄録
疾患領域
皮膚疾患
診療科目
皮膚科
媒体
皮膚アレルギーフロンティア

門野:2014年7月,根治切除不能な悪性黒色腫(malignant melanoma;MM)に対する治療薬としてニボルマブが承認され,世界で初めて承認された抗PD-1抗体薬となりました.本日は,治験の段階からかかわってこられた宇原先生に,免疫チェックポイント阻害薬の使い方や将来展望について,お話をうかがいたいと思います.
まず始めに,免疫チェックポイント阻害薬登場の背景から,簡単にご説明ください.
宇原:転移のあるMMに対する治療は,1980年代に登場したダカルバジンが標準とされてきましたが,その奏効率は2割程度であり,腫瘍の完全消失は1~2%しか得られませんでした.その後も長い間,ダカルバジンを超える抗癌剤は出てこなかったのですが,最初の免疫チェックポイント阻害薬であるイピリムマブの臨床試験で,20%の患者さんが長期生存することが報告されました.そして,イピリムマブに続く免疫チェックポイント阻害薬として抗PD-1抗体薬が開発され,MMの治療成績はさらに向上しました.
門野:抗PD-1抗体薬の治験での3年生存率はおよそ40%,5年生存率はおよそ30%でしたね.
宇原:はい.治験にエントリーできる条件に適合した患者さんでの成績ですから,実臨床とは少し違いますが,それでも従来の治療とは比べものにならない良い結果です.
門野:免疫チェックポイント阻害薬は,欧米と日本とで効果に差があるとも言われていますが,実際はどうなのでしょうか.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

皮膚アレルギーフロンティア2018年3月号(Vol.16 No.1)

皮膚という臓器から発信する,アレルギー最前線情報誌

毎号特集形式で,皮膚アレルギーの到達ポイントをコンパクトにレビュー。連載で皮膚アレルギー学のホットな知見を堪能させる。

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