画像診断―イメージングアプローチ
IgG4関連腎炎症性腫瘤血管イメージングと鑑別診断
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- 掲載誌
- Nephrology Frontier Vol.11 No.2 63-65, 2012
- 著者名
- 山本徳則 / 大藪真理子 / 後藤百万
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 腎臓 / 泌尿器 / 癌
- 診療科目
- 腎臓内科 / 泌尿器科 / 放射線科
- 媒体
- Nephrology Frontier
近年の造影CT検査の発達は目覚しく, 腎細胞癌の診断1)は主に血管イメージングの造影パターンによって, 造影早期に不均一な濃染を示す所見のため, ほとんど診断可能である(早期に不均一な濃染を示す). しかしながら, 最近提唱された新しい概念としてIgG4関連疾患腎病変(膵臓外病変)も同様なパターンを示し, 腎細胞癌の鑑別診断としてあげられる. IgG4関連疾患は, 膵外病変を持つ自己免疫性膵炎の症例経験を積み重ねていくなかから誕生した新しい疾患概念である2). IgG4関連硬化性疾患は自己免疫が関与しており, 全身に類似病変をきたすと言われている. 腎IgG4関連硬化性疾患による炎症性偽腫瘍は腎腫瘍と間違われやすく, 手術後に病理組織で診断されることが多い. 今回腎血管イメージングパターンから腎腫瘍と初期診断されたが, IgG4高値とステロイド奏効にて腎IgG4関連硬化性疾患と診断した症例を経験したので, 腎腫瘤血管イメージングと鑑別診断について文献的考察を加えて述べる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
