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体性幹細胞を用いた血管新生療法
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- 掲載誌
- 再生医療 Vol.16 No.4 57-63, 2017
- 著者名
- 近藤和久 / 林田竜 / 清水優樹 / 柴田玲 / 室原 豊明
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 再生医療
- 診療科目
- 循環器内科
- 媒体
- 再生医療
- Key Words
- 重症虚血肢 / 血管新生療法 / 体性幹細胞 / 骨髄由来幹細胞 / 脂肪組織由来幹細胞
動脈硬化を基盤とする虚血性疾患(虚血性心疾患・脳血管障害・末梢動脈閉塞性疾患など)にとって加齢は重大なリスク要因であり,世界に先駆けて超高齢社会に突入したわが国においてもその罹患数は増加傾向にある。また食生活の欧米化などに伴い,糖尿病や脂質異常症の罹患率も増加しており,これら動脈硬化性疾患の増加に大きく関与している。末梢動脈閉塞性疾患〔arteriosclerosis obliterans(ASO)またはperipheral arterial disease(PAD)〕は,下肢動脈の粥状硬化により,主に腹部より遠位の大動脈・腸骨動,下肢の主幹動脈が狭窄や閉塞をきたし,進行性の血行障害をきたすものである。治療として理学療法や薬物療法,また血行再建術(経皮的血管形成術やバイパス手術など)が適応となる。近年の創薬,医療器材や技術の進歩に伴い治療成績も向上してきているが,依然として血液透析患者や糖尿病患者においては血行再建術が困難となる場合も少なくない。また,原因不明の血管炎であるバージャー病(thromboangiitis obliterans:TAO)や一部の膠原病による血管炎は末梢病変が主体であるため,そもそも血行再建術の適応とならないことが多い。これら従来の血行再建術が行えない患者は全体の約30%存在するといわれ,治療抵抗性の安静時疼痛や難治性の虚血性皮膚潰瘍を伴う重症例では,放置すると患肢切断が余儀なくされ,日常生活の質(quality of life:QOL)が低下する。また,このような重症虚血肢(critical limb ischemia:CLI)を有する患者は日本では常時1万例以上存在するといわれ生命予後も悪い。これら重症虚血肢に対する新たな治療戦略として期待されている「血管新生療法」につき概説する。
「KEY WORDS」重症虚血肢/血管新生療法/体性幹細胞/骨髄由来幹細胞/脂肪組織由来幹細胞
「KEY WORDS」重症虚血肢/血管新生療法/体性幹細胞/骨髄由来幹細胞/脂肪組織由来幹細胞
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
